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タルチョたなびく青海省へ                                    久やんの旅行紀

1日目

今年行きたい処は、ウズベキスタン か、タスマニア、なんですが、チケットの値段ちょっと高すぎ・・しかたなく?でもないんやけど、BS3でやってた、黄河源流、星の生まれる海、星宿海 ってやってたのを思い出した。めちゃくちゃ秘境そうやし、風景が見たい、とゆうわけで今回春秋エアから出てた、西安往復総額3万弱をまず買った。向こうでちまちま、スマホ見ながら移動はいやなので、周到に?計画を立てた。しかしいくつかの不安材料が・・夜10時半着なんですぐ宿泊?はロスやし、夜行列車に乗ることにした、どうもチケットが売り切れの不安があったので予め日本でネット予約しておいた。第2の不安材料は中国元の確保、関空でとりあえず、8500円を500元(だったと思う、)に交換しておく。残りは日本円とキャッシュカードだが、スムースに交換できるかが問題だ。あとは標高4000mのところなので高山病か・・

西安咸陽国際空港T3ターミナルからシャトルバスで市内の西安駅に約1時間で着いた。駅内に入るにもまずチケットがないと入れないようだ。東に販売所がある、そこで予約のチケットもらってから入った。

2日目

朝まだ2時になってない。4時発だから駅のベンチで仮眠だ。安い航空チケットならではの時間か・・売店でビールを買ってよっぱらっとこう。30分前から改札が始まった。全指定席だ。しかも気持ちよさそうな座席で列車も新しくて乗り心地はよかった。

列車は夜明けの西安を後にして走り出した。黄土高原の谷を縫うようにはしっていく・・ミニグランドキャニオンか・・風景が飽きない。みんな、外は見てない。見てるのは私だけだ。西寧には午後2時頃着いた。でかい、りっぱな駅、端から端まで歩くのがいやになるほどでかい。(西安もだが)次に乗る長距離バス乗り場は東端だが近くの市内バスは西端だ。ここから先に銀行なさそうなので、キャッシュカードでだしてみるが・・出ない。たまらず近くのホテルで両替頼んでみたが銀行に行けと言われた。困った、銀行も閉まりそうだし・・バスに乗るまでの時間がない・・バスの事務の者?に懇願して1万だけ交換してもらった。今思えばここで一泊すればよかったが、あせってたんやろなー、後半の余裕が欲しくて・・バスに乗ったらすぐ出発した。ここからの景色は期待どうりによかった。4,5,6月と秋がベストシーズンに入ってるようだ。夏は雨がやけに多いそうだ。高山植物の花が咲き乱れてるのかもしれないが・・走るにつれだんだん高度が上がっていく・・ちらちらと雪に覆われてる山が見えだしてきた。この風景カラコルムハイウェイと似てる。登りはなだらかで登りきったらタクラマカン砂漠のような風景もあるのが違う点か・・こんな高地にだだっぴろい平原があるとは・・何億年前は海とゆうわけか・・

3日目

深夜3時ごろだったか眠り込んでたんだが急に吐き気がしてきた、頭も痛い。あーきたー高山病か。息苦しい、脈も速い。こりゃ重症だ。その上道がギャップが多いし曲がりくねってる。ビニール袋にはいてしまったがちょっと楽になった。ドライバーも疲労困憊したのか、停車して仮眠した。1時間ほどしてまた走り出して昼ごろ王樹とゆう町に着いた。すぐさまホテルらしきところにころがりこんで、風呂に入りたかったが、シャワーさえない。もらったお湯とポットのお湯でかるく体を拭いてとりあえず寝込んだ。

2時間ほど寝込んでましになったので町を散策に出た。なんかやっぱりおもしろい、歩かんとあかんな。

4日目

7時頃起きたが、まだ頭が痛いし気持ち悪いおまけに微熱がある。老体に鞭打って移動だ。今回最も行きたい、星宿海、オーリン湖、ザーリン湖には300km戻った瑪多とゆう町にあり、行くにはバス途中下車かトラックを利用する必要がある。バス乗り場付近にふらふら行くとトラックの客引きに捕まった。まあ高くないし面白半分で乗ってしまった。トラック内に流れる、気持ちいいお経と気持ちいい風景。退屈することなく昼過ぎに着いた。ヒッチハイクで3km入り込んだ処に瑪多があった、ホテルに入る前に距離感を確認がてらタクシーに湖までいくら位か聞いてみたらなんと1000元とゆう返事。17000円だ。

地図で見たら一番近い湖まで5kmほどに見えたが、50kmはあるんだろう。これはネットでわかってたんだが、うーん、はがゆい。目前にして、手持ちの元もないし、残念した。

絶景と町の散策できたのでまあ良しとするか・・第一、体にまったく力が入らん、湿ったアンパンマンやな。昨日から食欲もまったくない。西寧まで早く戻るしかなかった。また来た道をヒッチハイクで3km戻って、2番手のトラックを手を振って合図で乗せてもらう。あと500kmはあるだろう。150元と言ってるのですぐ支払った。この運転手にも飴やらガムをあげたら、なんやらビスケットらしきものが返ってきた。後ろのベッドで寝てろといってくれたので少し寝させていただいた。運転手はお経を口ずさみながら、たんたんと進んでいった。うっすらとくらくなった7時ごろだったか。起こされた、着いたようだ。

降りた所はスマホGPSで確認すると西寧の北の方だった。標高が下がって頭痛がましになってるためか少し食欲が出てきたので、ウイグル系のラーメン屋に入った。壁に貼ってたメニューを指差しで注文した。日本から来たことを伝えたら店の中はなんやらざわついてる、めずらしいんやろな。手になんと、日本、と書いてる。こっちも驚いた。食欲減退してたが、適度な辛さで食べられた。なつかしい、何年か前に食べた味や。店出る時駅の方向を聞いて出た。大通りを宿を探しながら歩いたら5分ほどでホテルがあったので入ってみる、パスポート見せたら、隣の宿泊所を紹介された。中国ではよくあるが、まあ隣でよかった。

5日目

今日青海湖に行こうと思うのでまだ眠いが7時半頃起きて宿の女将さんに市内バスで駅(中国語で火車站、バスは汽車站)に行くバスナンバーを教えてもらった。5分ほど歩くとバス停があってまた5分ほどで乗れた。西寧のでかい町の端から40分はどで駅に着いた。そこからネットで調べておいた市内の旅遊バス専門?の「八一路客運站」に移動して1日ツアーに乗りこむのが安上がりのようなのでそこに移動方法を聞きに事務所らしきところに入って筆談でこれまたバスナンバーを聞きだして乗りこんだ。20分ほどで聞きだした場所に着いてバスターミナルの窓口に切符を求めたが・・9時で最終便でもう9時15分だった。あちゃー。もうちょい早く起きればよかった・・しかしさっきから横でなにやらしつこく聞きに来る者の話を筆談等で聞いてると青海湖に行くといってるようだ。どうも私の他に2人乗り遅れの間抜けな中国人もいてるようだ。200元と相手は言ってる。間抜け(失礼。)な2人が行くなら私もついていくことにした。しかしうまいこと需要と供給ができてるのには感心する。白タクツアーだった。私も参加するから銀行で両替を依頼したらしぶしぶ寄ってもらえた。これはうまく利用できた。青海湖へは地図では10kmほどに見えたが、100kmはあったな。2時間近くかかった。同乗の2人は隣の甘粛省から来てた、24歳の青年だった。青海湖では寒かったが馬に乗ったりしてはしゃぎまくってた。私はそこそこに車に戻って、運ちゃんに熱いお湯をもらって、コーヒーの粉をいれて窓からぼんやりしてた。途中対向車が羊にぶつけてしまったのに遭遇。羊はうずくまったままだ。こっちの運ちゃんと腕組してなんやら話こんでた。駅にもどったら3時頃だった。西安に戻る切符を買いに駅内にまず行った。5時頃のがあったのでそれにして、難なく買えた。西安には朝着くだろう。だいぶ余裕ができたので、華山に行くことにしよう。しかし夜行でしんどいので、楽に行けそうな兵馬俑にまず行くことにした。

6日目

座って寝るのは、なかなかきつい、隣に座ったおねいさん二人、スマホで、ドラマ見たりしてる、席を、替わってあげたお礼?に、鳥の足の唐揚げを、頂いた。これが食いにくいのやが、なんか癖になる味で一気に食えないので、スルメみたいにしゃぶりついて、ビール二本位飲めそうやった。朝7時頃西安駅に着いた。人でごった返してる。人の波に乗って外に出た、ドーンと城壁が横たわってる。そこをくぐって、市内に出て游5バスとゆうのを、探したが…ない。あれー、町のおねいさん、に聞いてみる、ここらには、ないとゆう返事、人の波にのりすぎたか…駅に戻ってみたら、広い駅の中の東端にあった、さすがに超有名なだけあって、兵馬俑行きの、游5バスは並んでた。長蛇の列も、一気に消化して行く。広い駐車場から、公園もあって相当歩かされた、チケットを買っていよいよ対面。すごい人だ、かきわけて前で一望する。やっぱりすごい迫力でした。こんなのが3つあるようだ。まだまだ発掘は進んでないようだ。 2時間ほどうろついてから帰りのバスに乗り込んだ。西安駅にまた戻って、今度適当に南側の大雁塔あたり目指して市内バスに乗り込む、座ってからスマホGPSで位置確認しながら移動でアプリmaps meを立ち上げたんだが、角度の具合か渦巻き状態。あきらめてだいたいの場所で降りてみた。手前の小雁塔あたりだった。ちょっと歩いてみることに・・今日なんか暑い、ビールも飲みたくなったので適当に店に入って空揚げ鍋?、とビールをいただく。ビールがいまいち冷えてない。氷を頼んだがない。こんなもんか?今日だいぶ歩いたのでうまかったけど。この空揚げ鍋、減らない、4人前ありそうだ。半分位残してしまった。総額700円ほどだった。それからまたふらふらとビルの谷間を歩いてると、名刺サイズの部屋の案内をおばちゃんに渡された。この高い23階ビルの7階に宿があるようだ。まあ見るだけみてみようかと付いて行くことにした。きれいで見晴らしもいいのでここで泊ることにした。まともに勢いよくシャワーが出たのはここがはじめてかも、安そうなところばかり選んでるせいもあるんだが・・100元=1700円だった。

7日目

今日華山に登る計画なんで駅の東あたりから出てる遊1バスに乗るために火车站と書いてる市内バスに乗る。30分ほどで駅に着いた。またふらふらリュック担げて歩いてると何人かやってくる。筆談で華山、遊1と書いたらちょっと駅外の事務所に案内された。100元ほどだった。1時間ほど走ったか・・これまた広大な駐車場に着いた。目の前に切り立った山がある。入園料、ロープウェイ2か所、シャトルバス等で7000円も払った。景色良かったのでまあ納得したけど。みんな軽装で来てる。水墨画にでてくるような山なんでか年寄りから若者まで来ててすごい人だ。3時間でゆっくりまわれた。帰りのバスは中心部の鐘楼あたりで止まった。またふらふらとビルの裏道りを探索。きょうもビールが無性に飲みたい。これまた適当に入ってみる、イスラム関連の店だったのでビールはなかったので、すぐ出て、別の店に入る。おー、冷えてるビールだ、本場マーボー豆腐をいただく。参った。香辛料効いてる。入ったばかりの?ちょっと太めの店員さん、言葉通じないけど、必死に対応してくれたのがうれしい。写真No Good。

ちょっと歩けば、適当なホテルに・・また100元。

8日目

今日深夜発なんで余裕はあるので、ふらふらと大雁塔まで歩くことにした。途中スーパーとか入りながら、城壁の公園内歩いたり・・大雁塔が見えてきた。すごい存在感。うっとりしてしまった。シルクロードの終着点とゆう歴史の重みがある。空海も来たこの西安、たまげたやろな、最先端の都市。まだまだ時間に余裕があるんだが、空港シャトルバスの発着駅がいまいちわかりにくそうだったので、とりあえず駅まで戻ってGPSプラスMAPS MEで探してみる、これはすんなりわかった。コンビニで小物とビールを買ってシャトルバスで空港に向かった。空港のベンチで殻付きピーナツと干しブドウでよっぱらってた。時間はあっとゆう間に過ぎて、飛行機に乗り込んできれいな西安の夜景を後にした。長かった旅も今日で終わる。予想以上にきつかったけど、充実してたな。                            

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